不妊手術と言うと単に子どもを産ませる予定がない、発情期を抑えたいと考えがちですが、実は手術を受けたワンちゃんやネコちゃんたちは、寿命が長くなるといわれています。
多くの病気の予防になるため、より健康的に長生きすることができます。

不妊手術(去勢・避妊手術)について

ワンちゃんは生後8ヶ月程度で仔犬を、ネコちゃんは生後6ヶ月程度で子猫を生むことができるようになります。
今後、仔犬や子猫を生ませたいと考えている飼い主さんには手術は必要ではありませんが、
手術をすることによって、今後起こりうる病気等を予防することが可能です。

手術前日は?

夜10時以降は食事を与えないでください。
全身麻酔で手術を行うため、吐いてしまうことがありとても危険です。
ですので手術前日の絶食は必ず行ってください。
もしも、あやまって食べてしまった場合には、手術を延期することがありますので、その際はお申し出ください。

手術当日の流れ

午前中に来院していただきます。
血液の検査・心エコー等の検査をして、問題がなければ手術となります。
男の子のお迎えは当日夕方以降に、また女の子は開腹手術となりますので、1泊して次の日の夕方以降のお迎えとなります。

手術後の注意点

とにかく安静と清潔を保ってください。
激しい運動などはさせないでください。
お薬も必ず飲ませてください。
そして1週間後再診となります。
※当院では、ほとんど抜糸の必要のない縫合をしています。(稀に必要な場合もございます)

当院では、手術に合わせて乳歯の抜歯や歯科レントゲンも行っています

乳歯は、生後5か月頃から抜け替わり始め、6か月半で永久歯が揃うのが理想です。
乳歯が残ってしまっていると歯列が悪くなるだけでなく、永久歯が埋まったままになったり、歯周病の原因になったりします。遅くても7か月半までに乳歯抜歯の実施が必要で、全身麻酔の為、去勢・避妊手術と合わせて一緒にされる方がとても多いです。

不妊手術(去勢・避妊手術)を悩まれている飼い主さんへ

不妊手術のメリットやデメリットなどは、皆さんよくお調べになっていると思います。
でも、それよりもまずは当院でお話しませんか?
不安や疑問に思われることなどは、あって当たり前です。ましてや道義的な観点から悩まれている方も多数いらっしゃると思います。
飼い主さんのそうしたお悩みを解消した上で、手術に向かうことがとても私どもは大切だと考えています。
ですから不妊手術を検討されてる飼い主さんは、どうぞ当院までお気軽にご相談ください。